漫画家の中沢啓治さん死去 「はだしのゲン」作者(写真=共同)

自らの被爆体験を基に広島で力強く生きる少年を描いた漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治(なかざわ・けいじ)さんが19日、肺がんのため広島市内の病院で死去した。73歳だった。葬儀は近親者のみで行った。喪主は妻、ミサヨさん。広島市出身。小学1年の時、爆心地から約1.2キロ離れた国民学校への登校途中に被爆。倒壊した自宅の下敷きになった父と姉、弟を失い、直後に生まれた妹も4カ月後に死去した。1966

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG25016_V21C12A2CC0000/